【内定を3月に取得する!】10個の面接攻略法~元有名企業社員が語る~
第101回
今回は内定がぐっと近づく面接攻略法をご紹介します。
これを身につければ、誰よりも先に内定なんてこともありえます。
3月に内定なんてことも夢ではありません。
私もこの方法を実践して、誰もが知る有名企業に2社内定をもらいました。
最終まで進んだ企業を合わせれば、5社になります。
3社については、内定をえられませんでしたが、これから書くノウハウの一部がかけていたからです。
今から書く、すべての攻略法を意識すれば、あなたの内定はぐっと近づくでしょう。
なぜ面接をするのかを考える
これは単純な質問ですが、面接攻略の大きな手がかりとなるものです。
一般的な企業では、エントリーシートを提出して、そこから採用活動がスタートするわけですが、面接に呼ばれるということは少なからず、あなたは第一関門を突破し、企業に興味をもたれている状態となっています。
エントリーシートにあなたの基本的な情報は記載されていますし、すでにある程度の情報は伝わっているはずです。
その上で、あなたをわざわざ会社に呼んで面接するのわけですから、そこには目的があります。
それは、エントリーシートで欠けている情報を収拾するためです。
欠けている情報とはなんでしょうか
企業はあなたの以下の情報を知りません。それは、
- あなたの声を知らない
- あなたの立ち振る舞いを知らない
- あなたのコミュニケーション能力を知らない
- あなたの企業に対する興味がどれほどなのか知らない
エントリーシートに欠けている情報は主にこの4つです。
企業は上記4つの情報を知るために、面接を行うのです。
面接の基本動作をおさらい
面接のワンステップ上の攻略法といっても、基本がなっていなければ、もともこもありません。簡単におさらいしましょう。
- 服装は清潔さを重要視し、髪型はしっかり整える
- 案内役に呼ばれたらドアの前に立ち、二回ノックからの「失礼します」
- どうぞと言われてから入室
- 椅子の隣までいき、大学名と名前をいい「本日はよろしくお願いします」と言う
- おかけくださいと言われてから、座る
- 座ったら、姿勢正しく、手を軽く膝の上に乗せる
まずは、この基本を抑えましょう。変なところで悪い印象を与えては損ですからね。
入室時に心がけること
ここで一つ意識したいことは、入室時の声の大きさです。
事前に企業の雰囲気を調べておくことも大事ですが、元気に勝るものはありません。
ありったけの元気をこの一言にぶつけましょう。
面接官は毎日に何人もの学生とあいます。正直飽きています。
その面接官の背中を背もたれから離させる、
つまりは、「お?ちょっと違う感じの人が来たな」
と思わせるのが、この入室時の声です。
とても重要です。
面接官がそのあと興味を持って話を聞いてくれるかは、
この一言にかかっているといっても過言ではありません。
ありったけの声でアピールしましょう。
ステップアップ攻略法
ここからはステップアップの攻略法、本編です。
自己PR、学生時代がんばったこと、入社動機はエントリーシートにも書いある
面接で必ず聞かれているとってもいい、
- 自己PR
- 学生時代がんばったこと
- 入社動機
これは必ず聞かれますが、エントリーシートにすでに書いていることでもあります。
これは、あなたから再度情報を聞き出す目的もありますが、
コミュニケーションのきっかけととらえるのが正しいでしょう。
また同じ質問を全員に投げかけることで、その差異をあぶり出そうとしてます。
NGはエントリーシートの復唱
想定できる質問であるがゆえに、あまりにも綿密に準備したせいか、エントリシートに書いてあったことをそのまま復唱してしまうパターンがあります。
これは最悪のケースといっても過言ではありません。なぜなら、
- 400字程度の完全に整理された文章でも人は一度に理解できない
- 面接官に質問の隙をなくしてしまう
- 柔軟性のなさを露呈する
- 覚えた文章をすらすら言うのは困難
すでに述べた通り、
面接に求められているのは、エントリシートに書かれてる情報ではありません。
それ以外の情報を収拾するため、あなたを会社に呼んだのです。
同じことを機械的に復唱したのでは、目的は達成されていません。
エントリーシートに自分が書いたことを覚えておくというのは重要ですが、
矛盾が無い程度に100~200字程度でさらっと終えることがベストでしょう。
情報が足りていなくてもかまいません。面接はコミュニケーションの場です。
わからなければ、質問されます。
予想だにしない、質問をされるよりも、自分のことについて深く掘り下げてもらうほうが安全とも言えます。
面接官に隙を与えるという意味でも、一度に多くを話さないほうがいいでしょう。
一度に人間が整理できる情報は限られています。
面接官に「どうして?」と聞かれる隙を作ることで、コミュニケーションはスムーズになります。
また、復唱することによって、
「あ、覚えたことしか話せないんだ」という印象を与えます。
復唱は、コミュニケーション能力のなさを強調してしまい、
面接で一番重要視されているコミュニケーション能力においてあなたは落第点をとってしまいます。
絶対NGです。
覚えた文章を復唱することは、「ぎこちなさ」を生み、緊張のせいもあって、
かんだり、自分でもどこまで話したか、わからなくなるリスクを負います。
ですから、復唱は絶対絶対NGです。
面接官は人
面接官は録音機ではありません。人です。
あなたが普段、仲よくなりたい初対面の人と話す場合、どのようなことを心がけるでしょうか。
- 人の目を見て話す
- なるべく笑顔で話す
- 前提情報はしっかり伝える
- 身振り手振りがつく
やはり仲よくなるためには、上記の点を意識するのではないでしょうか。
録音機に向かって話しているのでは、ありません。
面接になると、とたんに普段のコミュニケーションができなくなる人がいます。
面接官は「お金持ちの親戚のおじさん」ぐらいに思っておくのがよいでしょう。
そうはいっても、やはり人生がかかっているのだから緊張するという人は、
意識の切り替えを行いましょう。
あなたは選ぶ側でもある
あなたは選ばれる側ではありますが、選ぶ側でもあります。
少子高齢化時代に人を採用するというのはとても大変なことなんです。
あなたは企業を選んだ、選ぶ側の人間だという意識をもちましょう。
本当にこの会社の人は大丈夫なのか、面接官はしっかりしているのか、
あなたは一人の面接官でもあるわけです。立場は対等です。
面接官はビジネスパートナーとしての資質を見ている
面接官が最も重要視しているのは、これまでの業績ではありません。
いかにすごい結果を残してきたかと言うのを最重要として見ているわけではないのです。
あなたの学生時代やってきたこと、能力はエントリーシートにある程度書いてあります。
それよりも、社員とうまくやれるかというのが何より大事なことなんです。
正直言って企業側は、
「学生時代にできたことが、そのまま企業でできるわけがない」と思っています。
学生時代に頑張ったことは、あくまでも参考情報です。
実力0の状態から、社員とうまくコミュニケーションをとって、学習できる能力があるかどうかがとても重要なんです。
このことから、学生時代のエピソードも
「留学にいきました」
ってことよりも、
「全く知識も経験も無い状態から、主体的に興味を持って、実力を身につけた」
という経験のほうが、より企業に響きます。
会社でまず最初にやることは、学習することですし、状況の違う難問が、毎日のように降りかかってくるのが社会だからです。
質問は2、3個用意する
面接でもっとも大切なこととっても言い、逆質問。
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれることが多いと思いますが、
事前に2、3個用意するのがよいでしょう。
また高等テクニックとして、コミュニケーションで出た新たな疑問をここで投げかけるのも良いでしょう。
がちな質問は避ける
あまり、ガチな質問はおすすめしません。
「給料はどんなペースであがるでしょうか」とか
「親の介護が必要な状態なのですが、フレックス勤務はできますか」とか
大事な質問ですが、何か大きな問題があるのではないか、または、答えあぐねてしまうような質問は、結果的に面接全体の印象を下げてしまいます。
ガチな質問をする場合は、フランクな雰囲気を意識しましょう。
転職の採用試験なら別ですが、新卒採用はまっさらなイメージを大切にしましょう。
質問は「志望動機」よりも重要な意味を持っています。
志望動機がしっかりあるのに、質問が0というのはあり得ないからです。
「御社に興味がある」というのを示す大きなチャンスです。
しかも2個以上質問する人はなかなかいません。
面接官に印象を残すという意味でも、最重要な項目といえるでしょう。
「第一志望です」は必ず言い切る
変な良心が邪魔をして「第一志望群です」と言っちゃう人がいますが、
これは絶対に絶対にNGです。私も苦い経験があります。
これを馬鹿正直に「第一志望群です」と言ったせいで、3社最終で落とされました。
とくに最終面接では重要なことです。
採用活動において、企業側のもっとも大きなリスクはなんでしょうか?
それは「内定辞退」です。
場合によっては、二次採用を開いて、再募集をするということにつながりかねません。
そうするととんでもなく人件費がかかります。
- 公募期間が伸びて、リクルートエージェントに払っているお金を増やさなければならない
- 単純に面接官の評価が落ちる
- 面接する人、会場のお金がかかえる
追加で採用活動をするには、思っているよりも莫大なお金がかかるんです。
そのリスクを抱えた状態で、
「第一志望」ですと言いきらない人は、真っ先に切られます。
罪悪感が邪魔をするという人は、次のことを聞くと、罪悪感が減ります。
- そもそも企業はリクルート活動で自分の弱みを一切言わない
- かなり誇張されたクリーンなイメージのみを押し出している
- そもそもあなたを採用するのかわからない
- 学生が何社も受けていることは知っている
あなたが、「第一志望」ですと、言い切ることよりも、はるかに企業の採用ホームページは誇張されています。
いってみればお互いさまなのです。
まとめ
- 面接の基本は絶対抑える
- 「失礼します」が面接の雰囲気を決定づける
- エントリーシートの復唱はNG。面接だけで届けられるあなたの魅力を
- 面接官は人である
- 面接官は「金持ちの親戚のおじさん」
- 学生時代の業績はよりも、今後の学習能力
- 志望動機よりも質問が大事。2個以上考えよう
- 第一志望は絶対に絶対に言い切る
以上です。就職活動がんばってくださいね。
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