パパの育児休暇取得のすすめ。難しい説明は一切ない。とてもシンプルに解説。
第4回。
こんにちは
今回は育児休暇を取得するにあたっての懸念事項、財政面の不安要素は大丈夫か、ということを書きたいと思います。
・金額面について
育児休暇の給付金は、夫婦2人で別々に取得することができます。
意外と知らない人多いんじゃないでしょうか?
取得額は、その人がもらっている給料に依存します。
休業半年間は、給与の67%
それ以降は、50%
となっています。
少し前までは、給与の40%だったので、なかなか生活が困難でしたが、67%だと普通に生活できるレベルになります。
え?
67%ってことは、今手取りで20万だとしたら、13万ちょいしかもらえないってこと?
と思うかもしれませんが、そこはご安心ください。
対象となる「給与」というのは、
育休直前の過去6ヶ月の「額面ベース」での金額の平均ということになります。
この「額面ベース」というのは、保険料やなんやかんやをさっぴかれる前の金額。
つまりは、交通費も残業代も家賃手当も、
全ての会社から支給されたお金ということになります。
手取り20万だと、おそらくさっぴかれる前は、30万程度あると思います。
したがって、30万円の67%は、20万円。
普段ぐらいのお金を受け取ることができるということになります。
社会保険料は免除となり支払う必要がありません。なので、受け取る金額は20万円です。
会社で加入している団体保険料などは、会社に確認して、処理を停止してもらいましょう。
また奨学金などの返済が毎月あるかたは、
必要に応うじて、引き落としを停止してもらいましょう。
ここで味噌なのが、残業代も加味されるということです。
つまり育休を取ることが、決まっていれば、
その半年前から、残業を多くすることで、受け取る金額が増えるということになります。
これを知ってるのと知らないのでは、大きな違いがあります。
受給できる金額は、上限28万までだったと思うので、仮に額面ベースで、給与が41万を超えている場合は、残業してもその分増えるわけではないので注意しましょう。
今の生活水準が手取り30万以上でしか保てないんだ!と言うかたは、水準を落とすしかありません。
悪しからず。
もう一つ注意したいのは、1年取得する人は、
後半の半年間は、受給額が50%になるということです。
1年取得する場合は、
半年67%+半年50%で、
手取り20万、額面で30万円だったとすると、
毎月平均で、17万5千円ということになります。
当たり前の話ですが、使いすぎると残りの半年が急に苦しくなるということを意識しておいたほうがいいです。
・支給時期について
こちらも実はしっかりと考慮しておかなければならないことで、
仮に3月末に育休を開始したとすると、
最初に支給されるのは、6月の初旬です。
明確な日付が決まっている訳ではなく、
だいたいこの日ぐらいに入金されるという感じです。
申請の時期によっては、この支払われない期間にお金がなくなる!なんてこともありますので、気をつけましょう。
育休開始前は、蓄えを2ヶ月分ぐらいは余裕を持っておきましょう。
そして、支払われるのは、2ヶ月単位だということも考慮しておいたほうがいいでしょう。
1年取得する場合の支払い回数は、
6回です。支払われる月に、支給額の通知が来て、その10日後ぐらいに振り込まれます。
何度も言うようですが、支払日が決まっていないので、お金が枯渇するということがないようにしましょう。
支出の計画は綿密に立てた方がいいですね。
急に会社に行かなくなるわけですから、いつもの感じで支出しているといつのまにか金がなくなったということもあり得ます。
私の場合は、外に出る機会が減ったので、
支出は減りました。が、人によりけりだと思うので注意しましょう。ライフスタイルが劇的に変化しますから。
また復帰後も注意が必要です。
当然ですが、復帰したその月は給料はありません。復帰直前に、なんか財布に余裕があるなぁと思ったら、それは復帰後1ヶ月の給与分です。
いかがでしたか?
お金の面が育休の最大の不安事項だと思いますので、育休取得6ヶ月前から復帰1ヶ月まで、綿密な計画を立てましょう。