就活にオススメの映画「幸せのちから」から就活必勝法を学ぶ
第29回
今回は私の就活に大きな影響を与えた映画、ウィルスミス主演「幸せのちから」をご紹介しつつ、そこから学ぶ就活のエッセンスをご紹介いたします。
この映画はウィルスミスの実の息子との共演でも話題になりました。
簡単なあらすじ
ウィルスミス演じるクリスは、事業の失敗で、人生を転落していきます。
ついには離婚を突きつけられ、息子も引き取ることに。
家も失い、いよいよ最後どうすることもできない状況になった時、証券会社の求人を目にします。
クリスはこれに命をかけるおもいで、全く上手くいかない自身の会社の営業とともに死ぬ気で勉強を重ねます。
そして、最終面接までこぎつけた矢先、クリスは駐禁で捕まってしまいます。罰金を払うことができないクリスは拘置所に入れられてしまいます。
クリスは絶望します。なぜなら、その日は証券会社の最終面接の日だったからです。
クリスは考えた挙句、別れた妻に電話し、罰金を代わりに払ってもらえるよう懇願します。
状況を理解した妻は罰金を代わりに払ってくれ拘置所を出ることができましたが、時間がありません。
着の身着のままで、面接会場に向かいました。
その日はTシャツにボロボロのズボン。
その姿を目の当たりにした面接官は、絶句した後、こう言います。
「君がもし面接官で、きみのようにTシャツを着ている人を採用するのなら、それはなぜだと思う?」と。つまりは、そんな服装で採用するわけがないじゃないかということです。
しかし、クリスは考えた後こういいます。
「彼はTシャツを着ていたかもしれませんが、とてもいいズボンを履いていたんだと思います。」と。
会場は一瞬沈黙になりますが、面接官は耐えきれずに笑ってしまいました。
そして、その後、クリスはなんと合格。
見事その証券会社に採用された。というお話です。
ここから先は、私がこの映画から学んだ
就活のエッセンスをご紹介いたします。
就職活動は人生最大の努力をすべき
終身雇用ではない時代、その会社に一生勤めるということはないかもしれませんが、第1社目というのは、あなたの社会人としての働き方や生活のリズムの基礎を作る場所です。
これは転職しようが変わらないことです。
だからこそ、1社目というのは、とても重要であなたの人生を大きく左右するでしょう。
ですから、自分の人生をかけて、人生最大の努力をすべきというのは、言い過ぎではないのです。
必死さは会社に伝わります。絶対にこの会社に入社するんだとの強い気持ちは、あなたの目や態度や服装全てに投影され、面接官の目に確かにうつることでしょう。
あなたにはどんな適性があるのか分からない
映画中のウィルスミスにもまさか証券会社に勤務するということは想像できなかったことでしょう。しかし、現実に彼は試験をパスし、見事採用されます。
ここにもし、「自分はこういう人間だから」というフィルターが貼られていれば、試験を受けることはなかったでしょう。
これは新卒採用に特に言えることです。
いくら自己分析をしても、自分がどの会社に適性があるかなど完全には分かりません。
気になった会社があれば、自分は向いていないだろうなどと決めつけず、全て挑戦すべきです。
そこからあなたの新しい可能性が開けるのですから。
面接は会話のキャッチボール
ここが映画から学んだ最大のポイントです。
面接の準備を進めていくと、面接官の言葉に一言一句違わずに回答しなくてはならないという思い込みが強くなりますが、もし面接官もそれを求めているなら、最初から書面だけで採用を決めれば良いのです。
面接は、その人がどういう人間でどのような雰囲気を持った人か、仮に仕事を一緒にした場合、彼は面白い人間なのか、つまらない人間なのかという部分がとても大きいです。
ですから、面接の回答内容が重要なのではなく、話し方や態度が重要になってきます。
時にはジョークやユーモアも大切です。
あなたが友達と話す時に、つまらない事ばかり長々と喋る人と一緒にいたいと思いますか?
答えはノーでしょう。
面接官は常に職場で共に働くことをイメージして話しているのです。
私たちは遠い親戚のおじさんに自分のことを話しているような多少フランクな気持ちで臨むのがベストだと考えます。
まとめ
幸せのちからは、就活のエッセンスをふんだんに含んだ映画と私は思いました。
就活に行き詰まりを感じているなら、気分転換がてらに一度見てみると何か開けるかもしれませんよ?