就職活動を切り抜けるためのマインドセット
第17回
今回は就職活動を切り抜けるためのベストなマインドセットをご紹介します。
就活は縁であることを意識する
これは使い古された言葉のようですが、実は就活の本質を見抜いた言葉です。
日本の就職活動というのは、ほとんどの場合新卒採用をさしています。
実力があるから、その人が採用されるかといえば違います。
どんなに優秀な学生でも、その業界でいえば素人。学生の実力には、ほとんど差異がないといえます。
その中から、基本的なことを押さえた上で、
あとは企業の雰囲気と合うかどうかになります。
しかし、企業の雰囲気というのは、外からは分かりません。
マッチングがうまくいけば、内定という流れになるのですが、その企業に合うためにはできるだけ多くの企業を受けるが吉となります。
実力で判断されているわけではないことを意識する
これは上の内容とも多少かぶりますが、基本的にはポテンシャル採用ですので、あなたの実力を評価して採用されることはないとお考えください。ポテンシャル採用というのは、何を指しているのかというと、
- 基本的なコミュニケーション能力
- やる気があるか
ということです。
この2点がある人間は、企業内の教育や現場経験によって磨かれ、職場でできる人間となる可能性があると判断されます。
逆にいうと、この2点がないと採用されません。しかし、これに関しては練習で何ともなりますので、エントリーシートと面接練習は数をこなして本番を迎えましょう。
内定がなかなか取れなくて、自信を失うひとがいますが人がいますが、それは間違っています。
あなたの練習が足りていないか、それともその企業の雰囲気に合っていないかのどちらかの理由で不合格となるので、あなたは全く落ち込む必要がありません。
内定がなかなかでない場合は、いち早く客観的目線で誰かに見てもらうことが大切でしょう。
選ばれる側ではなく選ぶ側であることを意識する
なかなかこの視点に立つことは難しいかもしれませんが、あなたが就活の準備をちゃんとしてきたという自負がある場合、あなたは選ばれる側ではなく、選ぶ側の人間であることを認識しましょう。
こんなことを言うと、企業に入る気が無くなってしまうかもしれませんが、企業の業績を横ばいか、それ以上にするためには、優秀な人間を一人採用するよりも、平均以上の人間を大量に雇った方が、効率が良いです。
しかも、この少子高齢化社会の中で、人をこれまで通り採用するのは至難の業となっています。
企業も人を確保するのに必死なのです。
その証拠に、企業の採用サイトには、現実的なことは一つも書かれてありません。
嘘とまでは言いませんが、良い面を誇張した言葉やイメージが並びます。
だから、あなたの姿勢は、
「ぜひ採用してください汗汗」ではなく、
「私はこんな人間です。御社にピッタリだと思いますけど」
ぐらいの心持ちでちょうど良いでしょう。
そうした心持ちは、マッチングを図る積極的かつ、堂々とした態度として受け止められ、あなたの印象をアップすることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ほんの少し考え方を変えるだけで、就活の仕方ががらりと変わり、結果も変わってきます。
上記のことを意識すれば、就職活動を平常心のままで切り抜け、それは必ず良い結果となって返ってくるでしょう。