千葉パパのTHINK THE LIFESTYLE

千葉県でパパをしていいます。独立画策中。

就職活動生よ、会社に入ることではなく、生きていくことを考えろ!

第9回

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今回はわたしの就活経験や就業経験をもとに、いま社会に出ようとしている若者へのメッセージ的コラムを書こうと思います。

 

わたしは世間的に優秀と呼ばれる大学を卒業したわけではありませんが、誰もが知る大手企業に就職することができました。内定は2ついただきました。当時は就職氷河期だったので、就活的には、良い方の成績を収められたのではないかと思っています。

 

周りは誰もが知る東大京大などの出身の同期ばかりです。

 

入社した当初はとても焦っていました。

あれ?これが理解できないのは、俺がバカだからか?みんなたぶん仕事をすぐに飲み込んでうまくやってるんだろうな。とか、どんどん自信をなくしたのを覚えています。

 

しかし現実は、皆同様に苦戦して、わたしの仲の良かった人たちはみんな転職しました。

 

気がつけばわたしだけが残っていました。

 

とても有名な大学を出ているのに、全然仕事ができない奴がいることにも気づきました。

 

もともと有名大学を出ている人は、そういうやつもいるよと思うかもしれませんが、そこそこの大学の人は、最初、学歴だけで萎縮してしまうものです。

 

間接部門で毎日ゆっくりとお菓子を食べながら、仕事をして、どんどん落ちぶれていく人を何人も見ました。

 

これまでの時代は、それで良かったのかもしれません。雇用がある程度保障されていましたから。しかし、これからは全く異なる世界が待ち受けています。

 

簡単な仕事から徐々になくなっていき、人間に残るのは、人間がやるからこそ意味のある仕事です。逆にAIが発達するからこそ、生まれる仕事もまたあると思いますが、とにかく今とは全く違う世界です。

 

そんな中、これまで通りに就活をやり、仮に大企業に就職できたとしても、待っているのは安定の世界ではありません。常にAIに追い越されないようにビクビクしながら働く社会です。

 

会社の鋳型に自分をはめ込むな!

就活をしていると、最初あれほど自己分析や、将来を分析したのに、いつのまにか、いきたい企業の社風や、理念、担当者の雰囲気に自分を合わせていこうとしてしまいます。

 

確かにそうすることで、会社との親和性が高まり、その会社に内定しやすくなります。

 

しかし考えてみてください。あなたは、その会社で働いたことがありますか?その会社の全員と話したことがありますか?答えはノーだと思います。

つまり何が言いたいのかというと、

結局、中に入るまで、その会社が一体どんな会社なのかは分からないということです。

会社が大きくなればなるほど、業績維持のために、毎年定年で辞めていく人間の数だけ、

新卒をとらなければ、成立しません。

会社の新卒サイトでは、人員維持のため、耳あたりのいい言葉が飛びかい、現実を全くあらわせていません。

 

会社の鋳型というのは、入社する前から正確に推し量れるようなものではなく、自分を押し殺してまで、はめ込むような価値のあるものではないということを意識しておきましょう。

 

そこに無理やり自分をはめ込むと、会社の実情とあった人間でもなければ、もちろん自分らしい人間性も無くなってしまいます。

 

会社で必要とされる人間ではなく、社会で生きてゆくスキルを身につけろ!

特に日本の会社では、その会社での決まりごとや、習慣が重視されていて、皆、心身に徐々に染み付いていきます。

 

しかし、それは会社の中でのみ通用するものであって、外に出れば何の役にも立たないものです。往々にして汎用的なスキルを身につけることの優先順位が下がり、会社独自のルールを身につけて成長した気になっている人が沢山います。

 

何をそんなに偉そうにする必要があるのかというほど偉そうにする人もいます。

 

まさに裸の王様です。

 

どんなところにいても社会的に意味のあるスキルを身につけることを心がけましょう。

 

会社に入らなくても生きていける時代だということを認識しろ!

 

就職するということが、もっとも安定した選択であるという時代は終わりました。

就職することはとてもデメリットの多いことであることも認識しましょう。

 

  • だいたい定時が決まっている 

 

→仕事があってもなくても、決まった時間は席にいなければならない。

わたしはこれがとても苦痛でした。働き方改革とかあって、在宅勤務制度の整備が進んでいますが、会社として制度はあっても、実質利用するのは難しい現状です。

 

  • どうでもいい会社のルールに時間がかかる

 

→これは上でも述べたように、組織で動く以上、会社のルールが存在しますが、組織として時間が経つと、ルールのためのルールがたくさん存在します。ルールのためのルールに遵守していることを説明するため、大量のドキュメント作成に追われ、時間を消費します。残業をします。そして、勘違いする人がいます。

「あぁ今日は働いなぁ」

確かに働いんたんだと思いますが、社会的には何の価値も生み出さない活動をしていただけです。

 

  • 仕事のできる人は、仕事できない人の分も働き、給料もあげているようなもの

 

→わたしの今働いている会社で、超高学歴の社員がいますが、正直彼は何の仕事もできません。むしろ、彼への説明時間が余計にかかってわたしの仕事時間が、大幅にロストしています。ストレスと溜まります。

 

なのに彼は一人前の給料をもらっています。正直彼の給料の99%は、わたしが稼いでいるのも同然です。

 

しかし、雇用していて時間内にその場にいれば、彼は給料を貰える権利があるのです。

正直辞めてほしいです。これは次のデメリットにもつながります、

 

  • 働いた分だけお金はもらえない

 

→給料や昇級のスピードはある程度決まっています。ということは給料も働いた分もらえるわけではない。入社一年目の人間が、できるからといって突然部長にはならないわけです。

 

仕事ができる人間は、とても損をする構造となっています。仮に社長に昇進したとしても、年収は2000万程度でしょう。

 

しかもその確率は低く、実力が正当に評価されて、その椅子に座るというより、社内政治のとてもうまい人間が座ることがとても多いのです。

 

これからのデメリットを意識した上で、それでも就職したい人だけが会社に入るべきです。

 

もちろん就職するメリットはあると思いますが、それは大抵保障に紐付くものです。

そして、その保障は根底から覆ろうとしています。

 

就職活動は、就職しないも選択肢

以上のことから、就職活動は、就職する、しないから考えることが重要です。

みんなやってるから、焦りが出てくるかもしれませんが、人生的なスパンで言えば、今の時期に就職することはそれほど重要なことではありません。

 

就職活動の参考になればと思います。