★アクセス数増加必至!★クリック率を1.5倍アップにする12個のタイトルの付け方
第86回
今回は、サイト運営でもっとも重要な要素である
「タイトルのつけ方」について、最も効果的なタイトルのネーミング方法をケーススタディを通して書いていきます。
タイトルはなぜ重要か
タイトルがなぜ重要かは考えなくても、なんとなく感覚的にわかることですが、
具体的にその重要性を紐解きます。
システム目線のタイトルの意義
タイトルはシステム的な観点にもとても重要な要素となっています。
HTML的には、<title>というタグで記述され、そのサイトが一体何について書かれているのかを示しています。
<meta>タグにおいて、descrptionやkeywordというものがありますが、これは補てん的な要素であって、やはり最も重要なのは、<title>タグです。titleから、そのサイトのキーワードを拾って、そのサイトが何者であるかを判断しています。
なので、タイトルはキーワードを必ず入れるというのが鉄則になってきます。
簡単な対策としては、Googleの検索まどに表示される検索候補を参考にするのがよいでしょう。人がどんなキーワードの組み合わせで検索しているのか容易に知ることができます。やはりまったく検索されないキーワードの組み合わせよりも、検索実績のあるキーワードを書いた方が検索に引っかかる可能性は上がるわけです。
Googleのキーワードプランナーを使えば、競合の状態が確認できますが、まずは簡易的に調べるために、検索窓の検索候補リストはとても有効な手段と言えます。
人間目線のタイトルの意義
人間的なタイトルの意義は言わずもがなですよね。
Googleの検索結果の一覧にもタイトルが使われますし、どのブログサイトでも最も目立つものがタイトルです。どの記事を読むかはタイトルによって判断されます。
下の記事内容を見て、読むかどうかを判断する人はまれです。
タイトル修正のケーススタディ
①時制の決定
時制とは、現在形、過去形、未来形のことです。
あなたが有益な情報と判断するのはどの時制でしょうか。
これだけで判断できないという人は次の例を見てみましょう。
- 【現在形(現在進行形)】あの有名な映画を見ています。
- 【過去形】あの有名な映画を見ました。
- 【未来形】あの有名な映画をこれから見ます。
現在形は、「あ、そうですか。」となります。
過去形は、「どんな映画だったんだろう。感想を聞きたい。」となります。
未来形は、「知らんがな笑」となります。
やはり、過去形で書いた方が、需要は高いですよね。過去形で書いた方が、まだ見ていない人に対して有益な情報となりえます。
いわば、あなたは一歩先の未来を知っている人ということになりますよね。
人間だれしも、未来の見通しを立てて、自分のこれから起こす行動がどんな結果になるのかを先に知っておきたいという心理が働きます。
必ずしも、すべて過去形で書けるわけではありませんが、結果が書いてることを示唆するような表現を用いましょう。
次のような例も過去形ではありませんが、結果が記載されていることを示しているので、有効なタイトルと言えます。
- 〇〇する方法
- 〇〇の結果
- 〇〇の例
②具体的な数値の記載
具体的な数値を記載することはとても有効な手段です。
ブログというのは、ある事実を文字に起こすというのが基本的なパターンですが、
その事実が、いったいどれほどのことなのかを具体的な数値で判断することができます。必ずしも、それが大きな値である必要はありません。
次の例を見てみましょう。
- あの有名な映画を見ました。
- 今人気のあの有名映画を見ました。
- 観客動員数100万人のあの有名な映画を見ました。
結果は明らかですよね。
2つ目の「人気」というのも、どれぐらい人気なのかわかりません。
しかし「人気」というのは、「映画 人気」と検索する人が多くいるかもしれませんので、組み合わせて、
「観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画を見ました。」としてもよいかもしれません。
③期間の指定
具体的な数値を決めたなら、さらにその期間も記載するとより具体的です。
- (改善前)観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画を見ました。
- (改善後)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見た。
(文字数が多くなってきたので、見ました→見たに変更)
④結果を少し入れる
読者としては、いち早く結果を確認したいもの。「で?どうだったの?」という感情に対して、少しだけタイトルに入れるとより効果的です。
- (改善前)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見た。
- (改善後)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見て感動した。
⑤具体的な感情表現
上記の例の「感動した」というのは、意外と抽象的な表現です。
「感動したって。まぁありきたりなだな」と思います。
なので、感動といっても、どのような感動だったのかを書いた方がよいでしょう。
- (改善前)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見て感動した。
- (改善後)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見て泣いた。
- (改善後)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見て驚いた。
他にも感情表現であいまいなものはあります。以下の言葉は抽象的なのでもう少し具体的に書き換えることができる単語たちです。
- 感動した
- すごかった
- 便利と思った
- やばい
これ単体で使うと抽象的なので、より具体的な表現に置き換えるか組み合わせでつかうことをお勧めします。
⑥意外な結果を書く
この例でいうと、「一か月で観客動員数100万人の映画は、感動するに決まっているだろ?」という別にこれといって特別な情報が記載さているとは思えません。
嘘はいけませんが、感情表現を書き換えるだけなら、あなたの中のことなので、まぁ自由度は高いので、そこはある程度誇張しても問題ないでしょう。
意外な結果に人は引き寄せられます。
- (改善前)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見て泣いた。
- (改善後)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見た。しかしクソ映画だった。
「え?あんなに話題を呼んでいるのに、くそ映画だと思った人がいるんだ」と思って記事をクリックする確率があがります。
⑦疑問形はなるべく避ける
一昔前は、「?」「!?」「・・・」などの表現に引き付けられることもありましたが、情報が膨大な今の世の中、より確かな情報を得たいというのが人の心理です。
疑問形は、
「結局中途半端な結果しか書いてないんだろ?」
「結局全然違うこと書いてるんだろ?」
と思われがちです。
広告系はまだまだ、このような表現が多いですが、少しずつ敬遠される傾向となっています。一応悪い例を載せておきます。
「一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見た。しかしクソ映画だった。」
⑧なるべく短いタイトルを意識する
ここは、表現との調整となりますが、タイトルが長すぎると、表示上切れてしまうことがあります。理想は30文字程度と理解しておきましょう。ここからは少し工夫が必要です。またより人を引き付ける内容を前に持ってくることを意識したいですね。
- (改善前)一か月で観客動員数100万人。今人気のあの有名な映画見た。しかしクソ映画だった。(40文字)
- (改善後)一か月で観客100万人!人気のあの有名な映画は、クソだった。(30文字)
⑨より魅力的な単語のチョイス
かなりよくなってきました。ここからはセンスと、選択するワードをとの調整となりますが、より魅力的な単語に置き換えていきましょう。検索に引っかかりそうなワードは残しつつ、置き換えてもよさそうな単語は交換します
- (改善前)一か月で観客100万人!人気のあの有名な映画は、クソだった。
- (改善前)一か月で観客100万人!話題の映画「ブログ」は、うんちだった。
映画の具体的なタイトルを入れてみました。個人的には映画「ブログ」っていう映画見てみたいですね。笑
「クソ」よりも「うんち」の方がコミカルで面白いです。
「人気」よりも「話題」の方が「映画」という単語の親和性が高いですよね。
⑪かっこの利用
より目立たせたいキーワードがある場合は、かっこを使うことをお勧めします。
- (改善前)一か月で観客100万人!話題の映画「ブログ」は、うんちだった。
- (改善後)【一か月で観客100万人!】話題の映画「ブログ」は、うんちだった。
⑫さらに語順をあれこれしてみる
ここからは、センスの問題ですので、いろいろ試行錯誤してみて、自分がこれだというものをチョイスするとよいでしょう。
- (例1)【一か月で観客100万人!】話題の映画「ブログ」は、うんちだった。
- (例2)【うんち映画「ブログ」】本当かよ、一か月で観客100万人
- (例3)【うんち映画】話題の「ブログ」一か月で観客100万人で日本オツ。
どれも面白そうな記事が書かれてそうですね。
まとめ
いかがでしたか?最初のタイトルと見比べてみましょう。
- (改善前)あの有名な映画を見ました。
- (改善後)【うんち映画】話題の「ブログ」一か月で観客100万人で日本オツ。
かなりよくなりましたね!
改善前と改善後では、アクセス数が1.5倍はアップするのもうなづけると思います。
タイトルって時間がないから、なんとなくで、つけてみませんか?
最初は順をおってやることによって、驚くほど魅力的なタイトルに変わります。
ブログに関する記事はほかにも書いています。ぜひご覧ください