子供の言葉の発達、成長が遅いからといって焦る必要はない
第51回
いよいよ100記事に向けて後半戦スタートということで、前半戦のペースをどれだけ維持できるかが勝負になってきますね。
クオリティはそこまで気にせずいきたいと思います。
さて今回は、子供の言語について書きたいと思います。
うちの子供は言語発達が遅い?
うちの子供ももうすぐ2歳になるのですが、そこまで言語能力の発達が早いわけではないと思います。
今はパパ、ママ、だっこ、ぶーぶー、ミルク、じいじ、ばーばぐらいでしょうか。
早い人の話を聞くと、2歳になる前に、
二語話したりと、そういう話を聞くと少し焦りますよね?
でも心配しないで、子供の成長スピードは、
人によって全然違うのです。
子供の成長スピードは違うことを認識する
子供はお腹の中にいる期間も違いますし、
そもそも成長のスピードが違うことを認識しましょう。
歯の生え変わりの時期がずれているのと同じで、言語のスピードもまた同じなのです。
焦る必要はありません。
ここからは、言語発達が遅いと感じているママ、パパに言語発達のためのアドバイス
そもそもどうやって言語を習得するのかを考える
大人でも子供でも、インプットがないと話せるようになりません。
まずはものを認識する段階から始まります。ものを認識しないと、もちろん名称を覚えることができませんよね。
ものを認識したあとは、それが何なのかを理解しようとします。
そこでママがいいます。
ブーブー。
あっ!これはブーブーなんだと分かります。
それを何度も繰り返すと、車のおもちゃが、ブーブーなんだと認識するわけです。
意外と子供との会話が少なくないかを確認する
テレビを見ても、子供は言葉を覚えません。
少し言語の理解が進んでくると、テレビからも言葉を覚えますが、それはまだまだ先の話。
基本的には直接親や祖父母から聞いた言葉しか覚えません。
コミュニケーションを取っていても意外と会話は少ないということはよくある話です。
スキンシップ、ジェスチャーや表情ではなく、
会話していることが言語発達には重要なのです。
子供のレベルに合わせられているか
最初に申し上げた通り、子供の発話は一語でからです。文法というものはまだありません。
したがって先ほどの例でいうと、
車のおもちゃを持ってママがいいます。
「これはブーブーだね^_^」
これはあまり良くありません。
一語の発話を練習中の子供に、
「これはブーブーだね」というと、
車のおもちゃは、
「コレハブーブーダネ」という名前になってしまいます。
大人でもそうですが、長い名前ほど覚えにくい。
つまりいくら
「コレハママ」
「コレハパパ」
と語りかけても、言葉を覚えにくいということになってしまいます。
自分が全く言語のわからない国に行ったことを考えよう
赤ちゃんにとっては、日本語もまだ外国語と同じ扱いです。
ですから、自分が言語の全くわからない国に来たことを想像すると赤ちゃんの気持ちが分かると思います。
例えば車の絵があります
🚗
そして、その国の人がいいます。
「エステエカーホ」
これはポルトガル語ですが、
あなたは、この車が
「エステエカーホ」と思ったのではないでしょう?
しかし実際は、
「これは車です」という文章です。
赤ちゃんも同じ気持ちです。一語の時期は一語で会話するのが良いでしょう。
根本的には言語発達が遅くても問題ない
ここまで、言語発達のためのコミュニケーションの取り方を解説しましたが、根本的には早く発達したからと言って特にメリットはありません。
二語や三語で会話し続けても、やがて脳が追いついて、会話できるようになります。
2歳を機に突然話し出すのはこの現象です。
いかがでしたか?
子育ての中で結構焦りやすい、言語の問題。
しかし、ママパパが少し語りかけることを意識することによって、劇的に赤ちゃんは成長します。
今は焦らず、暖かい目で赤ちゃんを育ててあげてくださいね^_^