計画の立て方。途中で実行できなくなる人へのアドバイス。実体験。
第67回
今回はわたしの経験を通して、計画を最後まで遂行できるためのアドバイスを書きたいと思います。
計画が途中で頓挫する人の特徴
計画が途中で頓挫する人には共通点があります。
- やる気に溢れている時の自分をノーマルに考えてしまう
- 悪い意味で、とてもプラス思考
- 集中した時の生産性が異常に高い
- 夏休みの宿題は、一気にやる方
- 頭の切り替えが遅い
- 結果をすぐに求める
わたしもやりがちですが、目標というものは、自分のとても調子がいい時に思いつくことが多いです。逆に調子が悪い時に、思いつく人はあまりいないですよね。
しかし、目標に対する計画がいつも最後まで遂行できないという人は、その調子のいい自分をノーマルの状態として、計画を立ててしまいます。
わたしの場合だと、調子のいい時は、ブログを1日4記事書くことができてしまいます。
(クオリティはおいといて)
このペースで書くことができたなら、およそ4ヶ月で、500記事書いてしまえることになりますが、実際はそうはいきません。
調子がいい時の生産性が他の人よりも高いため、とてもハードルの高い目標を設定してしまいがちです。
しかも、すぐにでない結果に、イライラしてしまい、ある日調子が悪くなると、全ての計画が頓挫してしまい、いつのまにか忘れてしまうのです。
頓挫する計画の特徴
頓挫する計画にも特徴があります。というか、計画が続かない人が立てる計画は共通点があります。
- 休みの日がない
- タスクの一覧に難度や重要度がない
- リカバリプランがない
- 中期目標がない
計画が頓挫する最たる原因は、休みやリカバリプランが設定されていないことです。
結果をすぐに求めるあまり、休みなしでガンガンやろうぜ!となり、計画がつめつめです。
これでは、1日でもできない日があると、その時点でアウトです。
しかし、ここで意味不明なプラス思考が働き、さらにドツボにハマります。
「これまでの倍のペースをやれば、取り返せる!」
計画を立てるのが上手い人には、理解できない思考回路かもしれませんが、計画の下手な人は変なプラス思考がここで働き、さらに自分を追い込みます。
言うまでもなく倍のペースでできるわけがありません。
だって、自分の最高に調子のよい時に立てた、つめつめの計画を、それを上回ろうとしているんですから。
中期目標もなければ、タスクの重要度も設定されていないため、結果も確認できないし、重いタスクにぶち当たった時に、遂行できません。
もはや計画が不可能になるまで計画を放置してしまいます。
計画の立て方、メンタルの設定
ここからは、どうすれば計画を最後まで遂行できるかを説明していきます。
自分の最高スペック×0.3倍の生産性とする
先ほども述べた通り、自分の最高スペックが発揮されている時に、目標を立てることが多いですが、この生産性で計画は立てません。
ものにもよると思いますが、じぶんが考える生産性×0.3倍程度が良いでしょう。0.5倍は少々多いです。
こんなペースは遅すぎるんじゃないか?と思えるぐらいでいいです。
わたしの場合だと、毎日3個記事を書くことができるとするなら、その0.3倍の1記事が妥当な生産性です。
これにより、目標を達成するまでの期間が延びますが、計画が頓挫するよりもずっと早く目標がを達成することができます。
休みの日を作る
計画に休みの日を儲けましょう。
毎日実行することが大切なこともあるでしょうが、可能な限り、休みの日を設けます。
これは、リカバリプランにも繋がっていて、非常事態の時に使える日を多く設定しておくことで、計画通りでない場合も、修正することができます。
計画は修正するものであることを心得る
どんなに計画を立てるのが、上手い人でも、計画通りいくことはまずありません。未来を完璧に見通すことができない限り、計画は変わります。
計画は修正するものです。
常に計画は見直され、実態にあった形で、計画を遂行できるようにします。
計画の見直しは出来るだけ毎日行うのが良いでしょう。修正がない日は、そのままでOKです。
ここで注意点ですが、
計画は上方修正することはNGです。
仮に、計画を1週間実行してみて、全然計画通りだから、もっと目標高くしようとか、達成日を前倒しししようとか、思ってしまいがちですが、計画通りいくのは、あなたの生産性を低く見積もっているからであって、未来へのストックです。
考えるのはあなたの今ではなく、未来のことです。上方修正することは、未来のあなたを苦しめることにつながります。
あなたに大切なのは、計画を計画通りやることではなく、目標を達成すること
計画を立てると、頭の中で、
目標達成=計画通りに実行すること
と勘違いしてしまうことがあります。
計画が頓挫した経験が多ければ多いほど、この勘違いが起きやすいです。
こうした勘違いによって、
計画通りに行かなかった=目標達成できない
という思考回路になります。
一気にやる気がなくなります。
こうした勘違いを起こさないためにも、上で述べたように、計画は常に見直すことを心がけましょう。
目標達成 ≠ 計画通り実行すること
大切なのは、計画ではなく、目標達成です。
目標が達成した場合のメリット、達成しなかった場合のデメリットを頭に叩き込む
あなたが目標を立てようと思ったのには、なんらかの理由があるはずです。計画実行が苦しくなってきた時に、立ち返るべき場所を明確にしましょう。
また、達成されなかった場合のデメリットも明確にした方が良いでしょう。
人間の脳の働きとして、
ネガティブクリエイティビティ
というものがあります。
人は苦しくなった時に、どうにかそれをやらない理由をいくつも生み出してしまう生き物です。そして、これは必ず発生します。
これに対抗するために、目標達成しなかった場合のデメリットを明確にしておきます。
ネガティブな発想にはネガティブで応戦するということです。
目標達成する日付の理由を明確にしよう
悪い状況を打開するための目標は、あなたの生存本能からも働きかけが起き、どんなことがあろうとも、そこから抜け出そうとし、目標を達成しようとしますが、
あなたの人生に何かプラスアルファをもたらすための目標であった場合、その達成日に明確な理由がないことが多々あります。
英語の勉強などは、特になりがちですが、
例えば、
いつか海外で働きたいという目的があった場合に、TOEICの点数を目標として掲げるとします。
これは、できるだけ早く達成された方がいい目標であるがゆえに、自分の生産性から見積もった目標達成日を設定しがちですが、これはあまり良くありません。
計画が苦しくなった場合に、いくらでも先延ばしができてしまうからです。
この例だと、あなたが、
海外に行きたい理由は何か、いつ頃にいくべきかを明確にして、そこから、期限を設定します。
30歳には、家族と日本で暮らしていたい
会社制度を利用するなら、適正年齢はこのぐらいだ
あらゆる角度から、自分の目標達成すべき期限を設定することで、後戻りできない、先延ばしできない状況であることを認識して、適正な期限を設定しましょう。
さいごに
いかがでしたか?
計画が苦手だという方で、これから目標を立てる方、現在進行中の計画がある方は、
計画が頓挫する前に上記の観点で、計画を見直ししてみることをお勧めします。
必ずこれまでよりも目標達成に近づくことができるでしょう。
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