自分の心に翻弄されない生き方のメソッド
第58回
今回は自分の心に翻弄されない生き方のメソッドをいくつかご紹介します。
生きる上で、最も重要なことといっても良い自分の心の捉え方。
この捉え方、扱い方を間違ってしまうと、人生の坂道を転落していってしまいます。
これは大げさな話ではなく、人生のすべての出来事は、あなた自身の心によるところがすべてです。
あなたの心なしに、あなたは物事を捉えることができないし、逆に言えば、すべての事象にあなたの心が介在していると言えます。
その心をどのようにコントロールし、取り扱うかによって、あなたの人生は良くも悪くもなるということです。
絶対的な出来事、事象というのは、何一つありません。
すべてあなたの心が決めていることなのです。
心は常に変化するものと認識する
心は常に変化するものと心得るべきです。
どんなに調子が良くても悪くても、心は上がり下がりを常に繰り返しています。
瞬間瞬間で常に心のありようは変わっています。一定ということはあり得ません。
心の下りで重要な判断をしない
心が下りとなっている時に、重要な判断をしてはいけません。なぜなら、心が下がっている時には、正常な決定ができないことが多いからです。
心は常に変化し続けるものと述べましたが
、一度なんらかの判断をしてしまうと、その決定は、後々の心に大きな影響を与えてしまいます。
例えば、心が大きく下がっている時に、
今日は会社に行かないという判断
をしたことによって後々会社に行った方が良いことがあっても、その日のうちはもう取り返しがつかないことがあるということです。
心の下りに、重要な決定をしてはいけません。また、調子が良い時に決めたことを、覆してはいけません。
自分の意思と心は別物と考える
心というのは、先程も述べたように、自分の意思とか関係なく、上がり下がりを繰り返します。そういう意味では自分の意思とは関係のないところで、動くものであるということが言えます。
すなわち、その心の変化を、自分の意思とか勘違いすることは愚の骨頂であり、人生をボロボロにしてしまう根本的な原因となります。
自分の心に従うことは、半狂乱の人物が運転する車に乗り込んでいるようなものなのです。
あなたの心と意思は別物であるということを強く意識しましょう。
従うべきはあなたの意思であり、心ではない
従うべきは意思です。心ではありません。
意思というのは、あなたがあることに取り組む時に立てた目標や気持ちのことです。
「こうしたい!」という明確な意思があったはずです。その時はあなたの心と意思は同じ方向を向いていたはずです。
しかし、心はそこから何度も変化します。
意思は変化しません。従うべきは、あなたの意思です。
あなたの意思が変わっているかは調子の良い時に判断する
心に従わざれといえど、意思は常に確認する必要があります。この作業はあなたの心が上向きになっている時に行うのが良いでしょう。
心が下がっている時は、なんでもマイナスに判断しがちです。心と意思を明確にわけることができる人は、いつでも大丈夫ですが、簡単な作業ではありません。
なるべく同じ精神状態の時に、意思に変化はないのか確認し、目標への意思が変わっているか、変わっていないかを確認しましょう。
この時に良い判断材料となるのは、自分の置かれている環境の変化に着目することです。
何一つ環境の変化がないにも関わらず、意思が前と異なる状態であると判断した場合、それは心の影響を受けている可能性が高いです。
判断を過つ可能性があります。心と意思を混同していないか慎重に判断しましょう。
まとめ
- 心は常に変化するものであること
- 心の下りで判断をしないこと
- 心と意思は別物であること
- 従うべきは心ではなく意思であること
以上のことを意識することで、あなたはあなた自身の心によって人生を翻弄されることはなくなるでしょう。
自分の決定には、必ず心が介在しています。であるがゆえに、あなたの人生を良いものにも悪いものにも変えます。
これを上手にコントロールすることによって、あなたは飛躍的に人生を良いものにすることができるでしょう。